病院・施設なしで1年克服|「行けない」ではなく「行かない」を選ぶための3ステップ

「ギャンブルを辞めたいけれど、病院や施設に行く勇気が出ない……」。
私もそうでした。15年間、辞めたい気持ちと「まだいける」という幻想の間で、負のループを繰り返してきました。病院という最終手段を知りつつも、一歩踏み出せなかったあの日。

そんな私が、独学で1年間のパチ禁を達成できた秘訣は、意志の力ではなく「脳を冷めた視点で見る」という3つのステップにありました。

STEP 1 自覚:ギャンブル衝動は「アレルギーのくしゃみ」と同じ

パチンコ店に入ってしまう自分を「意志が弱い」と責めてはいけません。自責のストレスは、脳をさらにギャンブルへ逃避させます。

パチンコに行きたい衝動 = 脳のアレルギー反応
花粉が飛んでいる時にくしゃみが出るのを、意志の力で止められるでしょうか?無理ですよね。ギャンブル依存も同じです。脳がバグっている間は、看板を見たりお金を持ったりするだけで、勝手に「行きたい!」という反応が出てしまう。それは人格の欠陥ではなく、単なる「脳の生理的な誤作動」なのです。

「また行ってしまった……」ではなく、「依存症というアレルギー反応、本当に厄介だな。早く落ち着いてほしいよ」と、自分の外側の問題として冷静に観察するスタンスを持ちましょう。自分を責めても、脳のバグは治りません。

STEP 2 特定:依存の「核」にある生きづらさを探る

整体で「腰痛の原因は足首にある」と診るように、ギャンブルの背景には必ず別の「核(根本原因)」があります。私は長年、自分は「お金が欲しくて打っている」と思い込んでいました。しかし、ある気づきが私を変えました。

「お金のためにギャンブルをしていなかった」という衝撃
ある日、ギャンブルを辞めた方の動画でこの言葉を聞いたとき、雷に打たれたような衝撃が走りました。「あんなに辞めると決めたのに、気づけばハンドルを握っている。これはお金が欲しいわけじゃない。脳がドーパミンを追い求めて、私の意志をジャックしているだけなんだ」と。
お金は、脳を興奮させるための「チップ」に過ぎなかった。その事実に気づいた瞬間、依存症の「核」が姿を現しました。

私の「核」は、現実の生きづらさをドーパミンで麻痺させることでした。これに気づくと、脳に支配されている自分が急に「ダサい」と感じ、スッと熱が冷めていったのです。核を知ることで、ようやくその「原因」に正しくアプローチできるようになります。

STEP 3 物理制限:最後に「仕組み」でダメ押しする

物理的な対策(クレカ解約、ネットパスワードのロック等)は大切ですが、これはあくまで「仕上げ」です。なぜなら、物理的な壁は本気になればいくらでも突破できてしまうからです。

状態 意味 リスク
行けない 仕組みで縛られているだけ 制限が外れるとすぐにスリップする
行かない 自分で行かない選択をしている 真の克服。自由な人生の再開

ステップ1と2で脳を整え、最後のダメ押しとしてステップ3で隙を失くす。この順番こそが「病院なし」で自力を成功させるキモなのです。

最後に:あなたも「選べる自分」に戻れる

お金も時間もあって、パチンコ屋も開いている。それなのに、あえて「行かない」を選択できる自分。その時、あなたは依存症という病気に勝利しています。

まずは自分を責めるのをやめましょう。それは脳のアレルギー反応です。少しずつ脳を冷ませていけば、必ず元の自由な人生を取り戻せます。


👉 具体的な物理対策はこちら:パチンコを辞める17の方法