「必死」という漢字は「必ず死ぬ」と書く。 Why Japanese People!? ――中堅社員のあなたへ送る生存戦略

僕がギャンブル依存症だった頃、仕事で嫌なことがあったり、明日の出勤を思うと胃が痛むようなストレスを感じた夜は、必ずパチンコ店に吸い込まれていました。そうでもしないと、心が持たなかったからです。

でも、依存症の勉強や仏教との出会いを経て、今の僕の考え方はいい意味で「普通」ではなくなってきました。少し偉そうに聞こえるかもしれませんが、かつての僕と同じように苦しんでいる誰かを救えるかもしれないので、今の僕の思考を書いてみます。

1. あなたは「死ぬために」働いているのか?

中間管理職として、できることが増えている分、何でも自分でこなせてしまいます。でも、人のキャパなんてたかが知れています。

僕が衝撃を受けたのは、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんのネタでした。
「『必死』という漢字は『必ず死ぬ』と書く。Why Japanese People!? なぜ必死になるんだ!」

必死になってはいけません。
仕事も、人生も。

必死に頑張った結果、一時的に5%ぐらい能率は上がるかもしれません。でも、キャパを超えて働き続ければ、いずれ「死(仕事ができなくなる状態)」が待っています。無理をして倒れてしまえば、それまでの努力は全て無意味になってしまうんです。

2. 体力を削る工夫は「改善」とは言わない

サラリーマンという生き方は、長丁場です。ほんの少しだけ作業が早くなるけれど、その分体力が激しく削られるような工夫は、本当の意味での「改善」とは言えません。

僕が考える最高の仕事術は、「これならいつまででもやっていられる」と思えるくらい、楽な仕事を増やすことです。無理なく、休まず、継続できる。これこそが、長期的に見て最もパフォーマンスが高い状態なんです。

3. 一人の「5%」より、全員の「0.5%」を目指す

あなたが必死になって一人の能率を5%上げるのはリスクが高すぎます。それよりも、全員に関わる業務を、たった0.5%でいいので能率を上げてみてください。

驚くほど楽に成果を出す計算式
職場の10人で0.5%ずつ「楽」をすれば、それだけで一人の5%アップに追いつきます。たった0.5%の能率アップなら、誰かを必死にさせるどころか、アイデア次第で今より「楽」にすることだってできるはずです。

「自分が必死に頑張らなきゃ」という思い込みを捨てて、みんなが楽になる仕組みを作る。それはサボりではなく、チームを、そしてあなた自身を救うための立派な「戦略」です。

「普通ではない」考え方かもしれませんが、この視点を持てたとき、僕の心は驚くほど軽くなりました。月曜日の朝を、少しでも穏やかな気持ちで迎えてもらえたら嬉しいです。

僕に「生存戦略」を教えてくれた恩人

今回の記事で紹介した「必死」のエピソードは、厚切りジェイソンさんの言葉がきっかけでした。

※今日お話しした内容がそのままこの本に載っているわけではありませんが、僕の凝り固まった思考を壊し、再生へのヒントをくれた一冊です。ネタを使わせていただいたお礼も兼ねて、ここで紹介させていただきます。