中国の再起哲学に学ぶ、ギャンブル依存の罪悪感を断ち切る方法

「ギャンブルを辞めたいけれど、どうしても自分を責めてしまう……」
僕が15年の依存生活から抜け出すきっかけになったのは、ある方の**「今思うと、お金のためにギャンブルをしていなかった」**という一言でした。その言葉が心に深く刺さったとき、僕の止まっていた時計がようやく動き出したんです。
考え方ひとつで、世界は変わる
今までどんな禁パチ法も、どんな精神論も響かなかった。そんな方に「何か一つでも響くものがあれば」という思いで、僕は今、多方向からアプローチを続けています。
この記事にたどり着いたあなたは、すでに回復の第一歩を踏み出しています。 なぜなら、「どうやってギャンブルを辞められるかな?」と自ら考え、答えを探し始めているからです。
その「変わりたい」という気持ちに寄り添えるよう、このブログでは僕の実体験だけでなく、世界中のさまざまな「依存症との向き合い方」をシリーズで紹介していきます。今回はその第1弾として、**【中国編】**をお届けします。
お金のためにギャンブルをしていなかった」**という一言が、僕の歪んだ常識を木っ端微塵に砕きました。その衝撃から、「パチンコ台ではなく、自分のバグった脳を攻略しなければならない」という真理にたどり着いたのです。
僕の回復の歩みを語った記事がこちら
1. 「反省」があなたをパチンコ屋へ戻している

ギャンブルで嘘をつき、大切な人を裏切ったとき、僕たちは「なんて自分はダメなんだ」と猛烈に反省します。しかし、この**「反省」こそが、脳のバグを悪化させている**ことを知っていますか?
自分を責めると、脳は強いストレスを感じます。すると、脳はその苦痛から逃げるために、手軽に快楽(ドーパミン)を得られるギャンブルをまた欲してしまうのです。
この負のループを断ち切るために、隣国・中国に伝わる強烈な考え方を取り入れてみましょう。
2. 「昨日死、今日生」:自分を別人として生き直す

中国の依存症克服コミュニティで、救いの言葉としてよく引用される格言があります。
「从前種種,譬如昨日死;以後種種,譬如今日生。」 (これまでのことは、昨日死んだものと思え。これからのことは、今日生まれたものと思え。) —— 出典:『了凡四訓』(中国・明代の人生指針書)
中国流の克服法は、日本のような「一生をかけて反省し、罪を背負う」スタイルではありません。 **「借金を作り、嘘をつきまくったアイツは、昨日死んだ別人である」**と脳内で完全に切り離すのです。
これを「無責任だ」と感じるかもしれません。しかし、脳科学的に見れば、過去の自分に「葬式」を出して埋葬することで、今の自分が「正しい判断」を下せる状態にリセットする、極めて合理的な戦術なのです。
3. 日本で「過去の自分」を殺すための現実的な答え
しかし、日本社会で生きる僕たちには、無視できない現実があります。精神的に過去を葬っても、**「過去の自分が作った借金」**という死体(遺産)は追いかけてくるからです。
この課題に対し、僕は2つの答えを用意しました。
① 借金返済を「自分への投資」に書き換える

「過去の自分の尻ぬぐい」と考えると、返済はただの苦行です。 しかし、中国流の視点に立てば、今のあなたは**「死んだ前任者の遺産整理を引き受けた、有能な清算人」**です。 返済は罪滅ぼしではなく、今の自分が将来自由に生きるための「通行料(投資)」だと捉え直してください。
② 「法的・社会的な葬式」をあげる
もし自力で後始末ができないほどの残骸(借金)があるなら、日本には**「債務整理」**という仕組みがあります。 専門家の力を借りて手続きをすることは、まさにギャンブラーとしての自分を法的に殺し、別人としてリスタートを切るための「公式な儀式」と言えます。
4. 面子(メンツ)を捨て、退路を断つ

中国では「面子」を何より大事にしますが、克服においてはあえてそれを自ら粉砕します。
「如果你想戒賭,就必須親手殺死那個虚偽の自己。」 (もし賭け事を辞めたいなら、偽りの自分を自らの手で殺さなければならない。) —— 中国の依存症克服コミュニティで共有される再起の指針
僕が親にすべてを話し、嘘を辞めようと決めたのも、この「退路の断絶」でした。 「次に打ったら、自分の居場所はどこにもなくなる」という健全な恐怖を脳に刻む。それは、嘘をつき続けて「バレるのを恐れるストレス」に比べれば、ずっと呼吸がしやすい生き方です。
結びに:あなたに合う「言葉」が見つかるまで
15年の依存生活の中で、僕が前を向けるようになったのは、ある一言との出会いでした。それは、これまで受けてきたどんな説教や正論よりも、僕の心に深く刺さったのです。
考え方ひとつで、人は救われます。
だからこそ僕は、かつての自分と同じように苦しんでいるあなたに、できるだけ多くの選択肢を届けたいと考えています。今回の「中国の哲学」がしっくりくる人もいれば、全く響かない人もいるでしょう。それでいいんです。
もし、今回の記事が響かなかったとしても、「自分には合わなかった」ということが分かっただけで、一歩前進です。
完璧な反省はいりません。 ただ、「どうすれば辞められるか」と考え、この記事を最後まで読んだ。 その事実こそが、あなたが回復へと向かっている証拠です。
今後も、世界中のさまざまな考え方を発信していきます。いつか、あなたの時計を動かす「運命の一言」に出会えるまで、一緒に歩んでいきましょう。
