ギャンブル脱却について調べ尽くしても、なかなかやめられない。僕自身、そんな日々を15年も繰り返しました。日本の常識や意志の力だけでは突破できなかったからこそ、僕にはない視点を取り入れる必要があると考えました。このシリーズでは、世界各国の哲学や対策を僕なりの解釈を交えて紹介します。
第1弾は隣国、【中国】の教えです。僕を苦しめた「自分を責め続ける罪悪感」を、中国流の強烈なリセット術で攻略します。
僕が脳の主導権を奪還した物語はこちら
1. 「反省」があなたを依存のループに戻している
嘘をつき、誰かを裏切ったとき、僕たちは猛烈に反省します。しかし、脳科学的に見れば過度な反省(ストレス)は脳にさらなる快楽を求めさせ、再びパチンコ店へ向かわせる「負のループ」を生みます。このループを断つために、僕が救われた中国の言葉を取り入れましょう。
2. 「昨日死、今日生」:自分を別人として生き直す
(これまでのことは、昨日死んだものと思え。これからのことは、今日生まれたものと思え。)
この言葉に、僕は救われました。中国流の克服法は、一生罪を背負うスタイルではありません。「借金を作り、嘘をつきまくったアイツは、昨日死んだ別人である」と脳内で完全に切り離すのです。過去の自分に「葬式」を出して埋葬することで、今の自分が正しい判断を下せる状態にリセットする合理的戦術です。
3. 日本で「過去の自分」を殺すための現実的回答
日本で生きる僕たちには「借金」という現実が残ります。この課題にどう向き合うべきか、僕なりの2つの答えを用意しました。
- ① 返済を「将来への投資」と捉える
過去の尻拭いではなく、別人である今の自分が自由を手に入れるための「通行料」だと考えます。払い切った時が目的地への到着です。 - ② 「法的・社会的な葬式」をあげる
自力で負えない残骸は、専門家の力を借りて法的に清算する。これもギャンブラーとしての自分を殺し、再起するための公式な儀式です。
4. 面子(メンツ)を捨て、偽りの自分を「殺す」
中国の回復コミュニティでは、最も大事にされる「面子」をあえて自ら粉砕することが推奨されます。例えば、親に借金を打ち明けること。それは一見、面子を失う行為に見えますが、中国流に言えば「偽りの自分を殺し、真の自由を得る儀式」なのです。
(もし賭け事を辞めたいなら、偽りの自分を自らの手で殺さなければならない。)
嘘をつき続けている「偽りの自分」を捨て、真実をさらけ出すこと。「バレるのを恐れるストレス」から脳を解放することが、再起のための不可欠なプロセスだと僕は考えています。
完璧な反省はいりません。ただ「どうすれば辞められるか」と考え、最後まで読んだその事実が、あなたが回復へと向かっている証拠です。
本記事で紹介している内容は、特定の思想や宗教を推奨するものではありません。筆者個人の体験と調査に基づき、依存症回復の一助となる思考法(マインドセット)として提案しているものです。依存症の症状には個人差があるため、深刻な状況にある方は、速やかに医療機関や専門の相談窓口へご相談ください。
中国の「リセット哲学」が強烈すぎると感じたなら、もっと冷徹に分析する【フランス編】が合うかもしれません。自分に合う一言を、まとめ記事から探してみてください。
