「行かないために予定をびっしり埋めている」その努力は素晴らしい一歩です。しかし、あえて言わせてください。
「忙しいから行かない」のは、まだ本当の意味でパチンコを“辞めた”とは言えません。
1. お金持ちになっても「解決」にはならない
先日、20億円を溶かした元上場企業社長の言葉が話題になりました。
「人は、暇があれば習慣でギャンブルをしてしまうので、物理的に暇をなくすことですね。仕事を無理やりにでも忙しくするんです。」
出典:日刊SPA!(Yahoo!ニュース 2026年1月28日掲載記事より引用)
確かに一見すると正論に聞こえます。しかし、私にはどうしても拭えない違和感がありました。なぜなら、「仕事が忙しい」という状態は、依存症の根本的な解決(脳の回路の修復)にはなっていないからです。
2. 依存症の「脳」は、静かに隙を狙っている
「忙しくする」ことは、一時的に脳を休ませるための「薬」としては有効です。しかし、人生には必ず波があります。プロジェクトが終わり、あるいは定年を迎え、「空白の時間」が訪れた瞬間に脳内のバグは目を覚まします。
20億円あっても、依存症の脳は満足しません。お金で解決しようとするのは、ガソリンで火を消そうとするのと同じ。刺激のハードルが上がり続けるだけなのです。
3. 自助グループ:予定がなくても「行かない自分」を作る場所
忙しさに頼らずに断つ。そのための最強の解決策が、何年も辞め続けている「回復のプロ」たちが集まる自助グループへの参加です。
- 忙しさを利用して、まず脳を休ませる。
- 同時に、自助グループなどで「根本的な治療」を始める。
- 「時間があっても行かない自分」を少しずつ作っていく。
