苦い経験は、これからの行動次第で「善」にもなりうる。

「自分の人生は、もう手遅れだ」 「あのお金と時間さえあれば、別の人生があったのに」

ギャンブル依存症に苦しみ、借金を抱えている時、私たちは例外なく自分の過去を「悪」だと決めつけ、呪います。私もそうでした。大学を中退し、大切な奨学金を使い込み、150万円の借金を背負って自転車操業を繰り返していた頃、私の過去はどこからどう見ても「消し去りたい汚点」でしかありませんでした。

「(私がこれほどまでに過去を『悪』だと思っていた、当時の凄惨な体験談はこちらです。)」

体験談】パチンコで奨学金を使い込み単位も取れずに大学を中退した私の末路

しかし、パチ禁1年を迎えた今、私は確信しています。 ギャンブルで作った苦い経験は、これからの行動次第で「善」にもなりうるのだと。

今回は、最悪だった過去を、これからの人生の「武器」に変えるための考え方をお話しします。


1. 過去を「正解」にするのは、これからの自分

正座のイラスト(男性)

「ギャンブル依存症だった人」になれたのは、他でもない、ギャンブルを全力でやってしまった過去があるからです。

もちろん、借金をしたことや、大切な人を裏切ったことは褒められたことではありません。中には「犯罪さえしなければいい」という極限の状態まで追い詰められた夜もありました。使ってはいけないお金を使うときのスリル、そしてそれを使い切った後の、心に穴が開いたようなあの喪失感……。

それらの一見、苦くて最低な経験も、これからの行動次第で「無駄ではなかった」と言える日が必ず来ます。

大学を辞めたことも、借金で苦しんだことも、今日からの自分が真っ当に生き、誰かを助ける存在になれば、それは「必要な痛み」だったと書き換えられる。過去を「成功」させるのは、いつだって「今」の自分なのです。


2. 「真っ当な正論」が依存症の人をさらに追い詰める

彼氏に怒る彼女のイラスト

世の中には、ギャンブルを一度もやったことがない人や、依存症の苦しみを知らない人の「正しい意見」が溢れています。

「意志を強く持て」 「家族のことを考えれば辞められるはずだ」

これらは間違いなく正論です。しかし、この正論こそが、依存症の人をさらに深い絶望へ追い詰めます。理解されないからこそ、小さな嘘を積み重ね、そのストレスを忘れるために、またパチンコ屋へ足を運ぶ。そしてお金も時間も失っていく……。

私は、その地獄のようなループを嫌というほど知っています。 だからこそ、真っ当な人たちには言えない「ギャンブルの本当の怖さ」も「辞めたくても辞められない絶望」も、心から共感することができるのです。


3. 経験者だからこそ届く言葉がある

手紙のイラスト「封筒と便箋」

依存症を経験していない専門家の100の言葉より、同じ地獄を見て、そこから這い上がろうとしている「経験者」の1つの言葉の方が、当事者の心に深く刺さることがあります。

私がブログを書き、発信を続けているのは、自分の過去を「ただの失敗」で終わらせたくないからです。

  • 嘘をついてしまう苦しさ

  • 借金返済の焦燥感

  • 辞めたいのにハンドルを握ってしまう惨めさ

これらを理解・共感できることは、これからの私の「強み」になります。私の苦い経験が、誰かがパチンコを辞めるきっかけになったとしたら。その時、私の150万円の借金という「悪」は、誰かを救うための「善」に変わるのです。


結びに:過去の自分と和解しよう

どんなに悔やんでも、使ってしまったお金と時間は戻ってきません。 でも、その経験を「最高の教材」に変えることは、今この瞬間から可能です。

なんでもそうですが、今や過去を楽しく充実させ、成功させることで、これまでの失敗に思えていたこともすべてが「必要な経験」になります。

依存症だった過去を恥じる必要はありません。 その痛みを抱えたまま、これからの行動で過去を「善」に書き換えていきましょう。

「過去を『善』に変えるための具体的な第一歩。私が実践している対策をすべてまとめました。」

【保存版】パチンコを辞める17の方法を徹底解説|元依存症が教える心理・行動・環境の対策

私も、カメのように一歩ずつ、その証明を続けていこうと思います。

投稿者 カメ吉@脱パチノート

運営者情報(このブログについて) 大学時代にパチンコに溺れ、奨学金を使い込み大学を中退。親を泣かせ、嘘を重ねるどん底の日々を経験しました。 その後、28歳で正社員として働き始めましたが、今度はボートレースにハマり、借金は最大300万円まで膨れ上がりました。何度も「もう辞める」と誓っては裏切るループを繰り返し、自分の意志だけではどうにもならない依存症の恐ろしさを身をもって知りました。 現在は、自分自身の経験と、YouTubeや書籍などで学んだ回復プログラムの知識を武器に、パチ禁・ノーギャンブルを継続中です。 【このブログで伝えたいこと】 私自身、かつては「忙しくすれば辞められる」と信じていました。しかし、学びを深める中で、依存症からの真の回復には「自助グループ」に代表されるような、孤独を埋めるコミュニティや正しい知識が不可欠であることを痛感しました。 このブログでは、300万円の借金から這い上がっている私のリアルな過程とともに、**「なぜ意志の力だけでは辞められないのか」「なぜ自助グループという考え方が最強の解決策なのか」**を、当事者の視点で紐解いていきます。 ギャンブルで苦しみ、誰にも言えない孤独を抱えている方が、一歩踏み出すためのきっかけになれば幸いです。

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